徳洲会グループの規定に資格取得支援などを受けることができます。透析看護のスペシャリストとして、透析看護認定看護師や透析療法指導看護師、透析技術認定士やフットケア指導士などの資格取得を目指すことができます。

湘南厚木では入職者用の教育プログラムを用意していますので、ご本人のペースも考慮しながら進めていきます。穿刺・返血（返血は主にCEが担当）は全てペアでの業務になっていますので、ベテランスタッフとペアになりフォローが常にあります。

個人の習得ペースにもよりますが、入職後6ヵ月を目途に始めていきます。練習模型などで事前訓練をしながら、穿刺介助業務がマスターできており、穿刺針の取り扱いを理解している状態になって一人で行うようになります。

臨床工学技士（CE）が多数在籍していますので、基本的な操作方法に関するオリエンテーションや異常時の対応も、その都度丁寧に指導が受けることができます。分からないことがあれば、すぐに確認できる環境がありますので、未経験の方でもご安心ください。

透析センターでは、徳洲会透析部会のラダー教育プログラムを元に、包括的な教育計画を策定しています。これにより、透析看護におけるキャリアアップを目指すと同時に、看護師としての経験年数に応じた研修プログラムへも参加することができます。入職後3ヵ月を基準として、透析看護スキルの段階的な習得を目指す計画が設けられ、日本腎臓財団によって主催される透析療法従事者向けの研修に参加する機会も提供されます。また、日本腎不全看護学会への参加も可能で、参加時には勤務スケジュールの調整などを支援しています。

病棟に入院する患者さんや外来で治療を受ける患者さんのケアに携わることで、急性期の治療過程に関する知識を深めることができます。さらに、病棟と連携して行う退院後のフォローアップや、患者さんを取り巻くさまざまな状況への対応を通じて、広範な視野から学ぶことが可能です。このように、透析センターでの教育は、看護師が透析看護の専門知識と技術を習得するとともに、患者さんへの包括的なケアを提供する能力を高めることを目的としています。この体系的な教育プログラムを通じて、透析看護師としての専門性を深め、より高いレベルの患者ケアを目指していきます。