概要

病床数:59床
診療科:回復期リハビリテーション

回復期リハビリテーション病棟とは

急性期を脱した患者様が、自宅復帰に向けてリハビリ集中的に取り組む病棟
入院する病名が決められている
病名により入院できる期間が決められている
リハビリを行って機能の回復をはかるとともに、必要と考えられる家屋の環境調整や、家族へ介護指導を行う

回復期リハビリ対象疾患

算定対象となる回復期リハビリテーションを要する状態
→回復期転入日より

脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、脳神経叢損傷など
→150日以内

義肢装着訓練を要する状態
→150日以内

高次機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の脊髄損傷を含む多部位外傷
→180日以内

大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折
→90日以内

外科手術又は肺炎等治療時の安静による廃用症候群
→90日以内

大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経・筋又は靭帯損傷後の状態
→60日以内

股関節又は膝関節の置換術後の状態
→90日以内

回復期リハビリテーション病棟での生活について

朝起きたら洋服に着替える
食事は食堂で食べる
食後に歯磨きを行う
日中はリハビリを行う
週に2回はシャワー浴を実施
夜はパジャマに着替える
できるだけオムツの使用は避け
トイレでの排泄を行う

家にいるときは当たり前にやっていることを、病院でもできるだけ行います。ベッドの上でパジャマで寝たままでは過ごしません。

回復期リハビリテーション病棟協会 回復期リハ病棟ケア:10項目宣言

1.食事は食堂やデイルームに誘導し、経口摂取への取り組みを推進しよう
2.洗面は洗面所で朝夕、口腔ケアは毎食後実施しよう
3.排泄はトイレへ誘導し、オムツは極力使用しないようにしよう
4.入浴は週2回移乗、かならず浴槽には入れるようにしよう
5.日中は普段着で過ごし、更衣は朝夕実施しよう
6.二次的合併症を予防し、安全対策を徹底し、可能中岸抑制は止めよう
7.他職種と情報の共有化を推進しよう
8.リハ技術を習得し看護ケアに生かそう
9.家族へのケアを介護指導を徹底しよう
10.看護計画を頻回に見直しリハ計画に反映しよう

入院から退院に向けて

入院:他の病院からの紹介を受けて、入棟判定会議を行う。院内からの転入もある。
入院中:毎日カンファレンスをして患者の情報共有、リハビリを継続、退院に向けて必要な指導の実施、環境調整
退院

カンファレンスの開催

全体カンファレンス:毎日、看護師とリハビリとでADLの変更や入棟者の情報共有を行う
患者カンファレンス:初回(入院1週間程度)・中間(入院1ヶ月程度)・退院前
担当カンファレンス:毎日、担当リハビリスタッフの受け持ち患者に関しての情報共有を行う
医師毎のカンファレンス:回復期カンファレンス 週1回、外傷整形外科カンファレンス 週1回、脳外科カンファレンス 月1回

病棟の様子

リハビリ室は明るく、広々しています。